加盟団体紹介/阿曽相撲甚句保存会

郷土芸能部門 阿曽相撲甚句保存会

 阿曽相撲甚句は、阿曽地区の利椋八幡神社に三百年以上前から伝わる伝統行事です。毎年九月に豊作を祈願して奉納しています。
 豪華な化粧まわしを付けた十人の男たちが、行事の合図で一人一人土俵入りします。相撲甚句が始まると、男たちは「やすとこ、やすとこ、やすとこ、ほい」と合いの手を入れながら、土俵の上で踊ります。
 相撲甚句と踊りは、地区の男たちが代々受け細いできました。三十年ほど前からは、手作りの化粧まわしをつけた子供力士たちによる甚句踊りも始まりました。毎年、九月の初めに相撲甚句と踊りの練習を行い、本番に備えています。幼少期より地区の行事に参加し休験することは、地域の一員としての誇りと自覚を育むとともに、行事の伝承につながっています。二、三年前より、地区の子供たち以外の子供たちを迎え人れることで、輻広く阿曽相撲甚句を知ってもらうことに繋がっています。
 

令和2年3月10日発刊
敦賀市文化協会 創立60周年記念誌
「六十年のあゆみ」団体紹介より
 
阿曽相撲甚句保存会

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